2017年11月20日月曜日

息子の万引き


先日、7歳の息子が万引きをしました。

流行りの消しゴム2個、ただしレジを通していない商品がポケットに入っていた、と妻から聞きました。
普段怒らない私でしたが、その晩息子を怒鳴りつけ、なぜ悪いかを泣きじゃくる彼に言って聞かせました。私も商売をしていたので、その重さは知っています。
翌日仕事を休ませていただき、息子を自転車の後ろに乗せて、急いでそのお店まで消しゴムを返しに走っていきました。この消しゴムが家にある限り、息子は泥棒のままだからです。
店長さんは事情を説明して謝ろうとする私を目で制し、バックヤードへ私と息子を連れていきました。
息子に自分の口からなぜそんなことをしてしまったかを説明させたうえ、といっても恐怖のあまりか泣いて説明になってはいませんでしたが、あとは私から親としての責任を何度も何度も、頭を下げて謝りました。
店長さんはその様子をじっと聞いてくれたあと、息子に言いました。
「きみは、お父さんにこんな格好悪いことさせたいのか。」

勝手ながら料金を支払わせて下さい、と言って1万円をさし出すと、店長さんはそれを無言で受け取って部屋を出て行きました。
正直、どうなるのだろうと思って何分か過ぎた後、戻ってきた店長さんは、きれいな封筒を息子に差し出しました。
「この中には君がきちんと買った消しゴムと、レシートが入っている。もうしないように大切にとっておきなさい。」と言って、私に通常通りのお釣りをくれました。
息子は泥棒ではなくなりました。

翌日、学校から帰った息子の手の甲に、自分でやったのであろう×印がマジックで書かれていました。
店長さんの思いやりに、心から感謝しています。
がんばれよ、ばか息子。